

Broome → Derby → Katherine
2024年5月28日

ブルーム(Broome) からキャサリン(Katherine)と言う街まで、ほとんど情報が無い。今までの工程で一番不安。ナラボー平原の横断は難所と言われていたが、それでも整備が進んでいて、150km前後にガソリンスタンドが在ったし、どんなロードハウスが在るか?ぐらいの情報はあった。この先は本当に300Km前後でしかガソリンスタンドが無い(らしい)。
冠水路にはワニがいるというし。。。
と、いろいろ不安はあるが不安を振り切って?出発する事にした。 昨晩の二人の見送りを受けながら慎重にダートの駐車場を抜けて出発。
先ずは、ブルームのCable Beach。だが、幹線から海が見えない。バイクを停めて見に行く気分的な余裕が無い。この左側がBeachだと念じながらブルームの町の出口にあるガススタを探す。Derbyのガススタまでガソリンが足りない気がするので、スタンド情報を見ながらガススタを探して満タンにする。
さて、Derbyに向かう。 Derbyの囚人の木から7km何Derbyの街。先にガソリンを入れに行く。既に12時。ガススタの兄ちゃんとおばちゃんに情報を聞く。

Derby 囚人の木(Boab Prison Tree)

キャンプサイトに泊るのはワニが怖いけど、この先にキャラバンパークは無い。何処か建物に泊りたい(冷房も)と宿泊先を教えてもらって宿泊サイトで見ても空きはない。、おばちゃんの知り合いが働いているロッジも今日は空き無し。もう一つも空き無し。諦めて、キャンプ場(Ellendale Rest Area)に泊まるしか無いと覚悟を決める。
Derby でバイクと補助タンクを満タンにする。
ガススタのおばさんが「とにかく川に近づくな、50mは離れろ、今は暑いけど夜は寒いぞ!」と言われ、更に気が重たくなる。
ガススタで凍結ゲータレードが売ってたので買ったら漏れてベトベト。コレもオーストラリア品質。カニカマの揚げたのみたいなのと、コーヒー牛乳で昼メシにする。
Ellendale Rest Areaまで1.5時間と出たが、飛ばす気がしない。すれ違う車の量も極端に少ない。どうせ誰もいないキャンプ場で、ワニに怯えながらのソロキャンになるんだろうと、気持ちが前向きにならない。


あ〜幹線道路から、、、ダートかぁ、少し小高い丘の感じだから川は側に無さそうだなぁ〜と、見たら、キャラバンカーが7〜8台。更に自分のバイクの後からキャラバンカーが1台。 ボッチキャンプをイメージしていたのに、仲間が沢山いる感じで無茶苦茶にホッとする。
周囲の主要な場所は取られてるので、真ん中に進むと、後のキャラバンカーも付いてきた。前後に並んで挨拶する。73歳のGussさん。いきなりビールを勧められて、隣で仲良くしようぜ!モード全開。
更になんだかんだ話をしていると、オーバーサイズの搬送車と大型のボートを積んだトラックが入って来て、バイクの隣に停車。Gussさんがオーバーサイズの運転手さんにビールを勧めて、宴会が始まってしまいました。凄い事になっちゃいました。ワニは何処?は杞憂でした。
案ずるより産むが易し?
GUSSさんと写真を見せ合っていたら、トルコ人のALIMさんの何処で目が止まり、知っている様子。ナラボー平原で会ったとの事で「面白い男だ、知っているのか?」と、、不思議な出会い。
さて、明日は何処まで行くかな。これだけ暑いと、やっぱりシャワーを浴びたい。
GUSSさん、Wandy ちゃんと Maxさん

Wandyちゃんはオーバーサイズトラックの先導車の運転手。パースに住んでいて、この大型ボートをブルームまで運んだら、飛行機でパースまで帰ると言っている。何だか運送会社の移動スケールも大きな国だなぁ~
Maxさんに朝食を貰ってしまいました。
更にMaxさんにお願いしたら、オーバーサイズのトラックの運転席に乗せてもらいました。こんな経験は二度と出来ないな。感激。
2024年5月29日
Ellendale Rest Area のキャンプ場を早目に出られたら、656kmに挑戦するか?考える。Doon Doon Roadhouseまで行くには656Km
Fitzroy Crossing で給油 Fitzroy River Lodge
そこから、289km
Halls Creek で給油
Doon Doom Station まで行っちゃうか?
の判断は 541.2 に着いた時刻と様子で判断する。

Spring Creekでトイレに立ち寄ったら、Ellendale Rest Areaで仲良くなったGUSSさんがビールを持ってにこやかに来た。今日はココに泊るらしい。Doon Doonまで行くと言ったらびっくりされてしまった。やっぱり遠いのか。何となくヤバい予感がしてここからはかなり飛ばすことにした。
途中、WarmunでDoon Doon手前のガススタで給油。後で確認したら、ココにもテントサイトが在った。もう暗くなりかけている。バイクのライトをハイビームにしたまま、目いっぱい飛ばす。GUSSさんがビールを持って来てくれた時に、受けて泊まればよかった。何という酷い判断ミス。Spring Creekサイトはこぢんまりしている整理された感じだけど、テントを張るにはやはりペグが効かない感じ。あと、かなり暑い中での宿泊と移動なので、洗濯がしたい。ので、Doon Doonまで行く事に決めて居た。でも、ビール優先した方がよかった。
その後、かなり飛ばして、17:00、夕日が沈んでからの到着になってしまった。
到着が遅かったので、テントではなくロッジをお願いしたら、かなり離れた場所にポツンとある。とりあえずそこに落ち着いた。600Kmの距離をかなりのスピードで走ったので疲れた。自分で食事を作る気にもなれず、併設のバーでハンバーガーとビールの定番で夕食を済ませてから、下着だけでも…と洗濯をする。洗濯機は良かったのだが。。。乾燥機が壊れている(泣)。ロッジ前の選択ロープに洗濯物を夜中に干すことになってしまった。ピンチを持っていないので、夜中に飛ばされて衣類が無くなってしまわないか?冷や冷やだ。

2024年5月30日
Doon doon までは無理をし過ぎた。
630kmは自分のバイクには無理!
今日はキャサリンまで行くのは諦めて、途中のロードハウスを探すガススタ
Timber Creekのガススタで給油
ビクトリアリバーはとても大きな川。数年前に洪水で溢れたらしい。Doon Doonの手前のFitzroy River Lodgeに泊ろうとしたが、Derbyのガススタでの情報では、冠水してロッジが全壊したので泊まれないと言われた。

途中でカメラマークが在ったので駐車して写真撮影。橋の奥まで行こうとしたが、なにやら軍隊の施設が在るらしく、景勝地ではないらしい。
今日は Victoria River Roadhouse Caravan park でキャンプする事にする。

キャンプ場でテントを張った後、受付のバーでビールを頼む。カウンターのお兄さんに「昨日の夜、洗濯したのだが、乾きが甘いので乾燥機が在るか?」と聞いたら、やはり数年前の豪雨の冠水で、洗濯機や乾燥機が全滅して、修復できていない…どれだけ酷い洪水だったのか、わかるエピソードだった。

2024年5月31日
Victoria River RHでは夜に軽く雨に降られた。風も強かったけど、やっぱりペグを打ててると安心だぁ。
今回、ダーウィンは(体力的に少々厳しくなってきたので)諦める事にする。とりあえずキャサリンまで行って、物資の買い付けをしたい。
ロードハウスでガソリンを満タンにして出発。かなり道が荒れているが、今日の走行距離はそれほど長くないので、気持ちよい経済速度で走る。
キャサリンの町はオーストラリアの真ん中を南北を走るスチュワートハイウェイの中継地で、有名なダーウィンに向かう町でもある。かなり大きな町。今日はバイクスーツを含めた洗濯をしようと、そこそこ大きなキャビンホテルを予約した。

キャサリンに着いて、先ず昼食と買い出し。ショッピングセンターの一角にあるフードコートで「焼きそば」と「肉野菜のみそ炒め」を注文する。う~ん、オーストラリアの人たちに本物を食べさせてあげたい。

ホテルは各戸が別々のキャビン。このように泊る所は初めてだな。大きな洗濯機がたくさん置いてあって、大物の洗濯には十分。
夜は、ホテル併設のレストランでカレーを注文した。
Cnr Giles & Cameron Streets, キャサリン, 0851, オーストラリア

2024年6月1日
いよいよ6月に突入。
朝、準備して、ウルルの宿泊地に電話をかける。テントサイト以外はすべて満室との事。かなり前から予約を入れないと泊まれないらしい。テントサイトの予約を申し込み、予約番号をGET。Karijini National Park では、この予約番号をGETした筈なのに、現地に行ったら「予約が取れていません」だった。自分の英語力の無さを実感したのだが、今回は大丈夫かな?と、若干の不安を覚えながら電話を切る。
個別のキャビン型ホテルだったが、意外と安かった。キャサリンは暑いので冷房が効くキャビンは快適だった。明日は温泉だ!
Great Dividing