

南海岸編(メルボルン(Melbourun) ~Great Ocean ROAD~アデレード~ポートオーガスタ~セドゥーナ(ceduna)

2024年4月26日
メルボルン郊外に在る個人宅経営の宿に宿泊した。インド系の移民で、ご子息は独立して家を出たので、空き部屋を旅人に貸しているらしい。民泊の一種らしいのだが、規制ばかり作って民泊を形骸化させた日本とはかなり違って自由に宿泊条件を設定している感じ。
昨日はかなり疲れていた様で、居心地の良い部屋でゆっくりしていて「20:30を過ぎたな〜」と思ったら寝ていた。
朝6:30に起床。チョイとゆっくりしていると、宿のご主人さんがコーヒーを淹れてくれた。有難い。今日は空模様が怪しい。今日は世界で一番、車のCMで撮影されるといわれるグレートオーシャンロード(Great Ocean ROAD)の真ん中「Greate Otway National Park」のキャンプ場まで、250kmを走る予定。以前、家族揃って車で走った事がある懐かしい道を走る。
以前勤めていた会社の顧客工場がメルボルン郊外にあり、知った人がいれば少し寄ろうかと考えたが、今日は会社の元同僚メンバーは出張してきておらず、不在との事だったので諦めた。

宿の奥様に見送られて、宿を出発。メルボルンの高層ビル街を右手に見ながら町の南側を通り、m1のハイウェイをGreat Ocean ROAD目指して走る。

流石に町の近郊は車が多いが、日本と同じ左側通行なのと、標識が見やすい&信号機が分かりやすいので、バイクでも走り易い。

オーストラリアの南エリアをどんどん西に向かって走っていく。以前、夏(1月)に来た時の印象は、空も海も青くて清々しい印象だったが、今日は冬の空。どんよりと曇っていて、今にも雨が降りそう。
グレートオーシャンロードの手前の町、アポロベイ(APPOLO BAY)でかなり遅い昼食を取る事にした。この町も海沿いの素敵な街で、前回、家族と来た時もトイレ休憩で休んだ記憶がよみがえる。あまり重たい食事をとる気がしなかったので軽食でもとろうかとハンバーガー屋さんに入る。

でも…他のお客さんが食べているランチを見ると、どれも食べきれない程の大きさ。悩んで一番安い&小さそうな「ベーシックチーズバーガー🍔」を注文した。デかっ!味はまあまぁかな。

左の写真はグレートオーシャンロードの入り口ゲート。中国人観光客が周りの迷惑も顧みず、一番の写真スポットでポーズをとっていつまでも写真を撮っている。自分勝手に迷惑をかけまくっているのは日本だけではないらしい。
今日は Cape Otway と言うGreat Ocean ROADの真ん中の岬に有るキャンプ場を目指す。Great Otway National Park の幹線道路から南に折れて真っすぐCape Otway に向かう。途中のダート道でカンガルーがピョンピョン。ワラビーがピョンピョン。オーストラリアらしい動物を沢山見ることが出来てテンション上がり、ワクワクしながらオフロードを走る。でも、キャンプ場に着くと流石に有名な場所で、どのサイトもる車が入ってる。サイトの入り口近くの
家族のお父さんと話をすると「このキャンプ場は予約が必要で今日は満席だよ!」との事。もう15:30を回っていたのでかなり焦る(晩秋で日が落ちるのが早い)
下はGreate Otawayの看板。

そのお父さんが「この近くだど、ジェノラのキャンプ場が良いよ~」と教えてくれた。既に選択肢はそのキャンプ場しかない。でもジェノラ?って聞こえたけど…ジョアンナ(Johanna)でした。
Cape Otway のキャンプ場を出る頃に雨は降ってきて薄暗くなってきた。ワラビー君はピョンピョンするので、怖くてスピード出せないし、ジョアンナ(Johanna)についた時はもう暗くなっていた。

でも、、、ここのジョアンナ(Johanna)キャンプサイトも要予約でした。しかも、予約するにも電波が無いのでスマホでもサイトが開けない。いっそ、テキトーに…空いているサイトにテント張っちゃおうか?とバイクを移動させようとエンジンをかけたらキャンピングカーが入って来て狙っていたサイトに停車してしまった。そうか…キャンピングカーだとどんな時間でも来る可能性が在るんだ。
途方に暮れていると、既にテントを張り終わった若いカップルが「僕たちにはサイト1区画が広いので端っこにテント張って良いよ〜」って、神様!君たちは神様!
男の子の名前はケレン君。お礼を言って、雨の中テントを張って、その前室で火を焚いて、凍え切った身体を予備バッテリーも出して、USB毛布の出力最大!で温めました。

昼飯の一番小さかったはずのハンバーガーがやっぱり大きくて、夜飯を食べる気がしないので、お米だけ炊いてフリカケかけて食べました。お米が一番美味しい。
2024年4月27日
朝、早目に起きたけど、やはりあまり天気が良くない。ユルユルと撤収を始める。ケレン君カップルも起きだして撤収を始める。 お礼を言って、キャンプ場使用料の10$に色を付けて20$を渡そうとしたが、受け取ってくれない。結局、感謝を伝えたのみで別れる事になった。ジョアンナ(Johanna)キャンプ場を散策して海辺に出てみたが、今日もどんより曇り空。少し寒い。雨が降っていないだけましかな。


今日はGreat Ocean Roadの後半(西側)を走る。途中「12使徒の岩」や「ロンドン・アーチ」等を見学するも、以前来た時の夏の海とは違って、寒々しくて…観光客も少なくて…写真だけ撮って早々に退散しました。
左側の海を見ながら、暗い曇り空の中をエンジン快調!で気持ちよく走っていると、BMWのバイク2台に気持ちよく抜かれた。やっぱり排気量の差は如何ともし難い。

午後になると段々晴れてきて、今日の宿泊予定の Koroit Tower Hill Caravan Park キャンプ場に着いた。特に予約はしていなかった状況で受付に向かうと「NO Vacant !」の看板。受付のお姉さんに「テントなので隅っこでも…」とお願いしたが、今日は土曜日。キャラバンカーが一杯で、予約が無いと無理らしい。次の候補地を急遽探して Killaney Beach Camping Reserve に向かう。こちらは大きなグランドの周囲がキャンプ場になっている。受付には空きが在ると書いてあるが「予約が必要」とも書いてある。レセプションには誰もいない。
レセプションの扉に電話番号が書いてあるので電話して、予約してないけど一晩泊まりたい旨を伝える。電話番号を教えたらSNSでサイト番号とトイレ&シャワーの暗唱番号を連絡するので25$を受付の箱に入れろ言っている。SNSでサイト55番の連絡が入ったので25$を箱に入れる。

サイト55でテントを張る頃にはだいぶ雨雲のような雲が無くなってきた。綺麗な夕日。隣のサイトの陽気なおじさんが話しかけてくる。バイクのエンジニアとの事。早速バイクを見てくれた。
・チェーンオイルが足りない!毎日300Km以上走るんだったら毎日オイルをくれてやれ。

・荷物が多いからブレーキパッドも心配だ、ブレーキストロークも多い。パッドは早目に交換しろ。
・パワーが欲しかったらココとココのセンサを外して其処の川に捨てると6馬力上がるぜ。
・タイヤはParseまで保つかも知れないけど、道が真っ直ぐだから真ん中が減るので気をつけろ、他諸々。
で、アップルソーダ酒をくれました。
そればかりか、奥さんが夕食を作ってくれてご馳走様になっちゃいました。鳥丼。ありがたやぁ~
今日は夜になって晴れました。今まで晴れていても霞がかかった感じでしたが、今日の夜空は最高です。老眼でも分かるくらいの満天の星です。初めてだな、こんな星空。涙が出そう。南十字星って、南十字座の4つの星で良いんだっけ?結構な真上にある。
2024年4月28日
朝、おじさんに教わった様にバイクのチェーンオイルを入念に塗る。毎日とは言われたが、まぁ、そこまで差さなくても良いかな。10時出発。おじさんの名前を聞き損じた。

隣をのぞいたら不在なので、置き手紙でお礼を伝える。
今日は250km走る予定。荷物が多いのも有るが、常時強い風、路面の荒れで、スピードが出せないので、Google maps君は2時間で着くぜ!と言っているが、倍の4時間を最低でもかかると覚悟が必要。
昨日のおじさんがお勧めだと教えてもらった海岸、ポートマクドネル(PORT Macdounel)は最終手段。おじさん曰く「アソコは最高だぜ、海岸に泊まってしまえ、トイレなんて無いぜ、その辺でしちゃえばいいんだ。でも最高なんだ?」って…トイレが無いのは基本的にヤバくない?
事前に調べたトイレが在るキャンプ場候補の中で一番遠い、Cape Banks Lighthouse に向かう。途中ガソリンメモリ3でスタンドを見つけるが、まぁ半分以上有るし、でPORT Macdounelに到着した。

おじさんが「お勧め!」って言うだけあって、なかなか綺麗な海岸線と素敵な向かいの街並み。確かにここでキャンプも良さそうだ。。。けど、やっぱりトイレと水場が無い。キャンプするには少々難あり。
さて、ここでスマホのガソリンマップにあったスタンドを探すも、何処にも無い。ヤバい。スーパーに居た人に聞いたら「ガソリンスタンドで一番近いのはMount Gambierにしか無いと思うよ」って言う。それだとかなりの遠回りになってしまう。
スマホのガソリンマップを再確認すると、目指すCarpenter Rocks にもスタンドは有りそう。ガソリンマップは誰でも書き込みが出来るみたいで、いい加減な情報も載っている。ガソリンマップに載っているスタンドマークをタップしてガソリンの値段を確認すると、いい加減な書き込みは金額が書いて無い事に気が付く。
Carpenter Rocksにはガススタが在るはず。そのガススタマークにはガソリン単価も書いてある。もしPORT Macdounelみたいに無かったらMount Gambierまで行くしか無い。未だ予備タンクを買っていないので、本当に賭けに近い。
確実にガススタが在る情報が在るMount Gambierに向かわず、ガソリンスタンドが在る筈?のCarpenter Rocks に向かうことにする。経済速度でゆっくり走りながら着きました。な、なな無い?ガススタが見つからない。隣町まで36kmを走るか、悩みながらCarpenter Rocksの町をウロウロしていて…見つけました。在ったあああぁぁ~

良く見つけたな。これでもガススタか?と思うような場所だった。屋根も無く、支払いもおんぼろの無人カード支払い機で英語の表示も液晶が消えかかっており四苦八苦。でもこの後、こんな感じのガススタでお世話になる事もあり、今思うと良い経験が出来た。
バイクも腹一杯になったので、今日の宿営地候補NO1に向かいます。途中、ダートを6kmも走り、到着したけど、、、やっぱり予約が必要。サイトはカチカチでペグが刺さりそうにない。キャラバンカー専用の作りなので諦めて第二候補へ。さっきのスタンドから2km程の寂しい原っぱ。でもトイレは有るし、、今日はココに決めた。


トイレの近くの建物で、小さなバザーみたいなイベントをしていた。その中の一人のおばさんが、このキャンプ場の(今週の)担当だという事で、10$を渡して設営してよい場所を確認した。
結構な強風の中でのテント設営に苦労した。今日は昼飯抜きだったので、ちゃんと料理。昨日買った食材とお米を炊いた。お米が美味い。

広いキャンプ場で、遠くに2台のキャンピングカーが見えるだけ。夜の天気も良く、星座がきれいに見える。昨日に続いてゆっくり夜空を眺めてから就寝。
2024年4月29日
4連泊のキャンプ予定だったが、寒くてシャワーを3日浴びてない。次のキングストン(Kingston SE)で は良いキャンプ場が見つからない事もあり、MOTELを予約する事にした。
とにかく、どこに行っても寒い。少し緯度を下げれば(北に向かえば)暖かくなるのかな?
朝、コーヒーをゆっくり飲んで、入念に着替えてテントを撤収。
途中、Millicentと言う街で小休止。オーストラリアの海岸線は何処に行っても綺麗。日本と違うのは…漂着物が圧倒的に少ない。ゴミを大量に廃棄する国が近くに無いのもあるが、樹が少ないので、流木がほとんど見当たらないのも理由だと思う。

更に、Robeと言う街で散策。身体が冷え切っていたので温かい食べ物が食べたいと思って町を散策していたらベトナム料理店を発見。愛想がよい女の子にフォーをオーダー。何か追加するか?を確認されて「何?」って確認したら、パクチーだった。英語がよく聞き取れないときは、生半可な返事ではなくてちゃんと聞いた方が良いな。。。、パクチーは苦手なのでお断り。併せてジンジャーティーを注文。
出てきたフォーは凄い量。全部は食べ切れず。ゴメンね。でも身体が温まって満足。

昼食も食べて…さて、キングストン(Kingston SE)に向かう。この町は海岸線がきれいな街は広くて、建物が点在している。幹線道路の両脇には樹木が植わっている。風よけの為だろうか。その先には草原OR砂漠?広大な敷地の途中に「スクールバス」の標識があったりする。こんな遠くまで迎えに来るの?って驚く。

オーストラリアはとにかく土地が広くて、どの町も建物は平屋で点在しているイメージ。
未だ日も出ている時間帯に、キングストンに到着。キングストンの町の入り口に歓迎の標識。
モーテルにチェックインした。何時ものように、モーテルの受付のお姉さんが新設。モーテルは平屋で荷物が運びやすい。が、キッチンスペースが無い。

モーテルにレストラン併設と書いてあったが、月曜(今日)は休みとの事(泣)。3泊自炊を頑張ったので月曜でもやってる近場のレストランを紹介してもらう。バーが併設されて、なかなかの良い雰囲気。一番量が少ないお肉は?と聞いたらラムステーキだという。ビール込みで4,700円。美味しい!…でも…


明日の朝食、昼食は節約だあ。円安もあるけど、物価が日本の倍なのを改めて感じる。
Kingston SE のモーテルでキャンプ3連泊分の洗濯を済ませて、乾燥機をかけて…乾燥していない。結局乾燥機の扉の接触が悪くて、振動で扉が少し開いてしまい、途中で止まってしまう事が判明。自前のビニールテープで補修してやっとの事で衣類を乾燥させた。衣類を整理していたら夜遅くなってしまった。
2024年4月30日
今日はアデレードまで300km。
オーストラリアの町はどこも(土地が安いのか)各家の敷地が広くて平屋。さらに各家同士の間が広い(庭が広い?)。その中でもキングストン(Kingston SE)の町は更に各家が点在している感じ。バイクで一周してみたが、人口密度がとにかく低い感じ。
昨日は晴れていたのに、今日は曇り。天気予報のアプリをオーストラリア用のアプリをダウンロードして確認したが、今日は雨は降らないらしい。


アデレードでは3泊して、バイクのメンテナンスとナラボー平原を渡るためのキャンプ道具の整理をする予定。300kmって言うと神奈川から名古屋くらいの距離。途中でGASを入れた所で軽いランチ。
午後になりアデレードに近くなると、道幅が広くなり片側2車線になる。気持ちよく…車に抜かれる。

途中で休憩を入れながら300Kmを5.5時間で走りました。一日300Kmも!と感じていましたが、このペースだとオーストラリア一周できるのか?と言う不安も少々。少し早めだけど午後2:30にアデレード郊外のモーテルに到着。レセプションは自分と同い年のお姉さん?マードレッドさん、とてもフレンドリー。少し早い到着も、快く受け入れてくれました。

荷物を早々に部屋に下ろして着替え、直ぐにYAMAHAのバイクショップを探して向かう。モーテルからはバイクで30分程度の距離。
YAMAHAのバイクショップのメンテ受付はマーク主任。とても丁寧にバイクを見てくれて、所見は以下でした。

〇オイルは汚れてるので交換、もしかしてオイルフィルターも交換かも
〇ブレーキパッドは大丈夫
〇チェーンは良くオイルを注しているので大丈夫だけど伸びてるので調整が必要
〇レバーとか、緩んでる所は確認するよ
〇タイヤも確認する
〇スプロケットが結構摩耗してる。チェーンの確認の時にスプロケットも確認するけど、ナラボー平原~Parseまでは大丈夫。その後はブルーム、ダーウィン?そりゃもしかして交換だなぁ、部品在庫はシドニーにしか無いから、判断して要交換ならParseのYAMAHA店にシドニーから送ってもらうのも出来るよ。
〇明後日の9時から見てあげるから、朝イチ来てね〜
おおお、身振り手振りで何とかなるもんだ‥

夕食はマードレッドさんお勧めの、道路反対側の日本食レストラン。3軒並んでいるレストランで一番混んでる。予約は有るか?と聞かれて、入れないかな?と、心配したけど奥の2人席を通される。
オーストラリアの人達、器用に箸を使って楽しそうに宴会?日本の文化が浸透しているのか、少し嬉しい。


て、チキンカツカレーとビールを注文。ライスがありませんでした(そう言えばカレーライスって書いてなかった)。でも量も多いし、米の追加注文はやめました。普通に美味いじゃん。
ホテルに帰って、シャワー浴びて就寝。
2024年5月1日
今日はキャンプ道具など荷物の整理。これからナラボー平原、パースの先を走るのに、ガソリンの予備タンクはどうしても必要だが、ガソリン5ℓだと5Kg。現在の荷物から5Kgを軽くしなければならない。日本でのバイクキャンプは、バイクが大きいので沢山のキャンプ用具を積めたが、今回はバイク自体が小さいので、出来るだけ少なく&軽くしたい。
最初にアデレードの登山用品店を2軒回って、エアマットと小さなスツールを購入。


熱源も2つ(カセットコンロとアルコールストーブ。これも一つにする予定だが、どちらの熱源が良いか悩んでいる。登山用品店で熱源を探すとカセットボンベは有る(でも4本セット)。
メタノールは無い。そんなチンケな熱源は使わない、という事かな?心の中ではアルコールストーブ破棄の気持ちに傾いている。

モーテルに戻り、野菜いっぱいのインスタントラーメンで昼食にする。次はコット、陣幕、椅子を日本に送る準備。これで日本に送る荷物は2回目。今回も5Kg近く重量が在った。どんだけ沢山、持って来たんだ?と自分に呆れる。
郵便局をGoogleで探すと徒歩55分!かかる場所がヒットしたが、5Kgの荷物を持って歩くには遠い! なのでマードレッドさんに相談すると「シティに向かうバスで3つ目に郵便局は有る」と教えてくれた。有難い。昨日買ったメトロカードを初めて使う。ドキドキ。バスの車窓から3つ目をカウントしていたらPOSTを発見。船便で荷物を送るが、手違いで航空便になっていた。後で料金を確認して気が付いた…高いはずだ。
手ぶらになったので、更にアデレードのシティ行きのバスに乗って町に出た。先ずはユニクロを目指す。とにかく寒いので、ウルトラライトダウンを着たきりになっている。もう一枚買う。日本の倍の金額だけど…まぁ仕方ない。
繁華街の豚君たちも歓迎してくれている。散策していたら段々お腹がすいてきた。
トイレと食べ物屋さんを探して大きなビルに入って地下に向かうと地下はフードコートになってる。「将軍」と言う店が日本風惣菜屋さん。英語で「ライスとヌードルは要らないからそれ以外でOKか?」と尋ねる。16:15頃に惣菜を買おうとしたら、16:30になったら12.5$が5$になるから待った方がいい、この店は17:00に閉まるので、、って言う事で、ちょっと待ってお安くなりました。
ちょっと待っている間に…店の可愛い女の子が日本語なまりの英語を話すので、何気に「日本人?」って聞いたら、「そうです」って、そこから日本語。その娘とその彼氏と夕食を共にする事になりました。

二人とも日本では看護師さん。お金を貯めて、オーストラリアに二人で働きながら生活しているとの事。未だ正式には結婚していない??爺さんには???


日本語で話せるのが楽しくて20時頃までシティに居たので帰りのバスが心配でしたが、無事、ホテルに戻りました。

2024年5月2日
朝イチ、予約してあったバイクショップに向かう。10分くらい余裕がある時間に出たが、渋滞に巻き込まれてピッタリ9時到着。バイクの整備に2時間かかると言う事なので、向かいのショッピングセンターで時間を潰す事にしました。
バイクショップの隣に、「NINJA道場」なるものがあり、「黒帯を目指そう!」とか書いてある。そんな武術あったっけ?
今日はショッピングセンターで軽く昼食を取った後、バイクショップでバイクを受け取る。やはりスプロケットとチェーン、タイヤはパース(Perse)で交換したほうが良い、って事で注文する事にした。シドニーのYAMAHA倉庫からパースのYAMAHAショップに届けてくれるように手配してもらう。なんだかエンジンのフケが良くなった感じで気持ちが良い。
ホテルに戻り、再度、登山用品店にて安マットと枕を探して、その後は今後の計画をじっくり練る。
2024年5月3日
アデレードのマードレッドお姉さんに挨拶して出発。マードレッドのお嬢さんが日本に留学に行っているとの事。縁だね〜
アデレードのシティをゆっくりと走ってからハイウェイで一気にキャンプ場へ向かう。アデレードを出た4車線のハイウェイ真ん中2車線の300m先ぐらいで、大型トラック2台が接触して1台が横転しそうになり、タイヤの焦げた白煙でモウモウ。急ブレーキ。すり抜けて無事でした。貰い事故なんて勘弁だぁ。


今まで走って来た南エリアよりも全然!暖かいのでアクセル快調。暖かいって良いなぁ。
今日はなんだか落ちぶれた様な集落ばかり通る。人が住んでいないのか?廃墟の住宅が並ぶ街とか…
Balaklava. Blyth. Gulnareガルネア 快調に飛ばしていたら、今日の宿泊予定のフリーダムCAMP場に12:15頃に着いちゃいました。ラグビーグランド脇の芝生がキャンプ場になっていて、トイレも水場もあります。でも、到着したのが早すぎて、テントを張る気にならない。未だ日も高い。

今まで寒すぎてバイクのスピードは出せないし、キャンプの撤収の起動もノロノロになって、移動距離は200km~300Kmで企画してたけど、温かくなったら300km超で標準にしないと、これから工程がヤバいと思い直す。なので、明日予約していたポートオーガスタ(Port Augusta) のDiscovery Park に今日泊まれないか?と思い立つ。予約サイトで確認すると、明日は空きあり。なので予約サイトで日程を今日にずらそうとしたら「空きなし」と出る。仕方ないので直接電話して英語で交渉する。空いてるよ~OK🙆♀️との事。何とか通じたみたいだ。
なので、あと160km(合計330km)を走ってポートオーガスタを目指すことにする。昼食はガソリンスタンドのアメリカンドッグ1本(夕方にサンドイッチ)で済ませる。途中、ポートピリエ(Port Pirie)で休憩、チョッと多めに時間を取って休む。

15:30に ポートオーガスタのDiscovery Parkに到着。テントサイトやコテージが同居したサイトでコテージを予約していた。凄い人気のキャンプ+ホテルで入口の受付を待つ車の列が長い。受付で「翌日の宿泊予約を今日に変更したいと連絡しました!」と訴えて、受付のお姉さんが「了解、さっき電話くれたよね?」って…良かった。一応、電話での英語が通じていた。
コテージに荷物を降ろしていると、隣のコテージの夫婦から声を掛けられる。「そんな小さなバイクで何処に行くんだ?」って、取り合えずパースを目指すと言ったら、同じ様にパース(PERTH)を目指すけど、真っすぐ3日で着く予定と言っていた。スバルのSUV自動車を夫婦で交互に運転?そりゃ早いでしょう。
今日も天気が良くて、段々気温が上がって来た。雨に降られたのは、湖で夜に嵐が一回、夜の小雨一回、グレートオーシャンロードを走っている時に霧雨一回、まあ少ないな。普段からの良い行ないのお陰じゃな。
2024年5月4日
ポートオーガスタを出発して、次の宿営地を目指す。途中で大きな鉱山があったのだが、写真を撮り忘れる。さらに行った所に…戦車??何の囲いも無い所に軍用車両が20台前後停まっている。軍関係の車両はビクトリア川でも見たが、なかなかの迫力だった。
オーストラリアの東海岸~南海岸エリアは緑豊かな光景が広がっていたが、段々と砂漠、草原の光景の中を走ることが多くなってきた。いよいよナラボー平原が近くなってきた感じがする。


今日はキャンプする事にする。2か所を候補としていたが、近い方のキャンプ場がイマイチだったので、もう少し先の、変な形の岩が写真に出てるPildappa Rockのキャンプサイトを目指す。260km。
幹線道路から右折せよ!と右折したらダート!!そのダートを4km走って、更に500m、、ほとんど砂場のダート。バイクのタイヤのほとんどが埋まってしまう。え、ええ、って思いながら、キャンプ場に到着。他には2夫婦の2キャビンが離れた場所に居る。ここは有料なの?って聞いてみたが「無料のはずだよ~」って教えてくれた。テントを設営後に奇岩の山に登ってみる。日本では考えられない様な奇岩がゴロゴロしている。



このキャンプ場は蝿が酷い。最初は蜂か!って思う程の音でびびった。でも後から考えると、このハエはオーストラリアの標準。これから先、ほとんど毎日、この蠅に悩まされることになる。
この中で飯を作って食べるのかぁ〜って嫌になってだけど、夕方になってふと気が付くと、蠅がいなくなった。良かったぁ。蠅さんは家に帰るんだぁ~
飯は米とレトルトに野菜混ぜて煮込む。食い過ぎ。買ったレトルトが米付きだった。
初めてのエアマット。上手く寝られないけど、慣れないと、、

2024年5月5日
今日は子供の日。日本はゴールデンウイーク。さぞかし、アチャコちゃで渋滞しているでしょう。
キャビンさん達は、撤収開始、と思ったら、あっという間に出発していった。PERTHから来た、と言っていた。
起動は同じでも、テントの撤収は時間がかかる。それでも、9:20には出発。当然昨日の反対の…最初に砂場ダートでその後4kmのダート、あまりにも砂を被ったのでチェーンが心配。
オイルを吸っちゃうのでは?なので少しだけスピード控えめにして、Streaky Bay に向かう。
Streaky Bay 素敵な港町。先ずは公園でバイクを停めて、ウエスでチェーンを拭いてオイルを吹く。

Streaky Bay のレストランで昼飯でも食べるかと、iPhoneのグーグル君で店を検索しようとしたら、iPhoneが通信してない。空港でsimを交換して、1、2ヵ月後にこの暗証番号を入力してね〜そうしないと電話が出来なくなっちゃうよ〜と言われていました。で…?通信が切れちゃいました。日曜だし絶望。電話もネットも繋がらない。誰か助けて〜と何気に郵便局の隣のバイクショップへ。この街には通信会社は無いけど、セドゥーナ(ceduna)なら有るはずだから、そっちに向かった方が良いとアドバイスをもらう。自分の地図の記憶を頼りにセドゥーナcedunaへ向かうしかない。Streaky Bayで昼食をとるのを諦めて、セドゥーナに向かう事にした。
セドゥーナは海に面した緑豊かな素敵な街。先には半島の様な別荘地?が在って、そこは少しゴージャス?

セドゥーナ(ceduna)に到着してから遅めの昼食。小さなレストランに入ってチキンバーガーを注文。freeWifiでも拾って通信の暗証番号を入れようとしたら… おやぁ?通信が復活してる?チャァンす!電話会社に接続して、無事、暗証番号を入力出来ました。あれっ!でも1ヶ月経ってないじゃん。
あ〜焦った。無事に通信が復活しました。

簡単に昼食を済ませてモーテル(Ceduna Motors Inn)に向かう。 あれ?受付が開いてない!、チョッと焦る。裏手に回って奥の客室に客室清掃のフィリピンのおネーサンが居たので声を掛けたら、そのオネーサンが受付してくれました。
無事にモーテルの受付を済ませて、コテージに案内してもらうと、隣の部屋の男性もバイク乗りで、ホンダNC750を磨いている。丁寧に乗ってる様で、バイクも荷物もピカピカ。男性の名前はムーライさん。これからナラボーを走ると言っていた。私も同じ方向だ!と言って意気投合する。でも、ムーライさんはお酒が飲めない?食事をお誘いしたが、自炊するとの事でした。
荷物を降ろして部屋で明日からの荷物を整理する。初めて補助タンクにガソリンを入れに行く。5ℓを普通に売ってくれます。日本では京アニの事件以来、売ってくれないけど、あっさりセルフスタンドでガソリンを入れる事が出来た。補助タンクが大量に売っているので補助ガソリンは必需品なんだと思われる。

次に荷物整理。この1ヶ月で使わなかった物を中心に集めて、前回行ったように郵便局から日本に郵送する事にした。今回も約5Kg。ガソリンと相殺する重量を目指して、かなりのモノを送った。

夕食は、モーテル併設のレストラン。さっきの客室清掃をしていたフィリピンのおね~さん達がキッチンで料理している。フィッシュ&チップスとビール&ワインで夕食。

なので、なんだかんだでフィリピンお姉さん達と仲良くなって、オネダリしたらワインを沢山ついでくれました。酔っ払いです。
セドゥーナ(ceduna)はナラボー平原を走るための東側の玄関口と言われている港町。少し走るときれいな海岸線に出る。どの家も平屋で大きくて、きれいにしている。
ショッピングセンターで食料品を買っていたら、今回の旅でほぼ初めて、アボリジニさん達に遭った。
続きは
オーストラリア一周ツーリング⑤ セドゥーナ~パース編